知ってほしい井原のかずのこetc…

カズチー4周年の舞台裏 開発編

テーマ:カズチーストーリー

*******   カズチーストーリー    *******
第一章 開発編
第二章 発売編👈
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「燻製数の子とチーズが相性抜群!今までにない組合せとプチプチ食感が特長の新商品カズチーです!」

得意先様が企画した札幌市内商業施設イベントで、産声を上げたばかりの商品PRを行った事を思い出します。
時は2018年秋のこと。

認知度ゼロ、前例がない商品なだけにお客様のリアルな反応を欲していました。
交錯する期待と不安。

「新商品?へー珍しい組合せだけど美味しいね!」
「凄い食感!買って帰る!」

とほとんどの方が好反応!
安堵と、沢山の方が喜んでくれるかもしれないという期待感を得る事ができました。

あれから丸4年が経過・・・支えてくださるカズチーラヴァーの皆様、本当にありがとうございます。
今後も皆様の味覚と心にも幸せをお届けできるよう精進いたします。
美味しい嬉しいをたくさんの方々に感じていただきたい。
これからも、引き続きのご愛顧をお願い致します。

さて、この4周年のタイミングで、これまでの舞台裏エピソードを全3回にわたってお伝えしていきたいと思います。
今回は、よく質問を受ける「開発」について。

~カズチーの誕生まで~

お正月以外の時期にも数の子を美味しく食べてもらいたい!
カズチーはそんな想いから生まれた商品。
実は、数の子を気軽に食べたいというお声は把握しており、マッチする商品があれば・・・という感じでした。

開発期間は2016年から2018年までの2年間。
最初に取り掛かったのは「味付数の子の燻製」。(チーズとはまだ出会っていない。)
想定していた商品はおつまみで、大きめの原料や折れ原料での試作を実施。

<味付数の子の燻製 主なチェックポイント>
✖燻製風味のバランス⇒数の子のタレが活きる薫香を想像したが、燻製風味しか感じない仕上がりに・・・NO GOOD
✖当社がこだわりを持っている数の子の食感はどの程度か?⇒熱が入るととても硬い食感になる・・・NO GOOD
✖原料確保、生産効率⇒数の子原料は確保できるが、生産効率は良くないため価格は上がる ・・・NO GOOD

開発初期はこんな感じで、社内試食でも「・・・・。」と無言になる事もしばしば。
その後、燻製の工程を調整する事で大きく品質は向上しGOODな状態に。

ここで相棒となるチーズの登場です。
硬さや口どけ、加工のしやすさ、常温品として流通させるための品質の安全性などを考慮し原料は選定されました。
これが仕上がりの良さが一番で、くちどけ感もしっくり来た。
さて、あとは引合せるだけだ。
いよいよ、海の恵み 数の子と大地の恵み チーズという異色のタッグが生まれる!前に、もう一山あるんです。

<数の子とチーズのタッグ 主なチェックポイント>
・どの形状が適しているか
・燻製数の子の仕上がり(食感、燻製の強弱など)
・チーズの仕上がり(ムラ、硬さなど)
・数の子とチーズの割合(食べた時のバランス、余韻の残り方など)
・価格を意識しながらの微調整(1個の大きさや1袋の容量など)

因みに、いまの小判型形状、数の子とチーズのベストバランスを探り当てるまでにかなりの時間を要しました。
配合によっては塩分が強く感じたり、数の子の食感が際立たなかったり、逆に全体的に硬くてゴムみたいな食感だったり。
会長の井原が、たまたまデスクに置いてあったテスト品を食べ「ん?…」と小首をかしげたり。
「美味しく仕上がって発売できるのか?」と、不安を感じる時期もありました。

ですが、こだわりの数の子を使用した商品でありながら、年末年始を連想させない全く別の選択肢を作れるとしたら、これしかない!関わった皆がそう思っていたはずです。
なので味には妥協せず、また食べたいと感じる味を目標にテストを重ね、ついに「味はこれ!」と満場一致で意見が合致する瞬間が訪れた。燻製の香り、チーズの旨味、数の子の弾ける食感、それぞれの余韻・・・一言「美味しい」。
ちょっとした高揚感と安堵に包まれる。
そして次第にワクワク感も膨らんでくるのは、少し先の展開を想像したから。
お客様はこの商品を受け入れてくれるのか?反応はどんなだろう?手に取って貰うにはどの販売方法が良いのか?
このような刺激を受ける事が、前に進むエネルギーになるのです。

さて、誕生までの過程を改めて振り返ってみると、大小様々な課題を協力してクリアして来たんだなと感じました。
より良い商品をお届けし、お客様に喜んで頂きたいという想いって凄い!
次回は、発売するまでの舞台裏エピソードがテーマです。

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