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誤解されがちな数の子の機能性について

テーマ:かずのこの機能性

おせちの定番メニューである数の子。普段の食事では口にすることが少ない食材かと思います。
そんな数の子には、実はたくさんの栄養素が含まれているのを知っていますか?
実は数の子は栄養満点な食材なので、お正月だけでなく普段の食事にも取り入れていただきたい1品です。

・魚卵=痛風になるは間違い!?
誤解されていることが多いのですが、数の子はさまざまな病気を引き起こす「プリン体」の含有量が極めて少ない食材です。プリン体とは、穀物、肉、魚、野菜などほとんどの食物に含まれる成分で、主に旨みの成分です。通常、プリン体は肝臓で代謝され、最終的に尿酸として体外で排出されます。しかし、プリン体を摂りすぎて、体内に尿酸が過剰に溜まってしまうと、高尿酸血症や痛風を引き起こす可能性があります。また、腎臓や尿路に沈着すると、腎臓障害や尿酸結石をも引き起こす可能性があります。このように摂りすぎると危険なプリン体ですが、数の子は含有量が少ないので、安心して食べることができますね。

・美味しく食べてアンチエイジング
数の子には、人間が生きていく上で欠かせない必須脂肪酸である【①EPA・DHA】と、私たちが健康に生きていくためのエネルギー産生に必要な補酵素の一つである【②コエンザイムQ10】が豊富に含まれています。

これらの栄養素にはどのような効果があるのでしょうか?

【①EPA・DHA】
EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)には
・血液をサラサラにする
・中性脂肪を下げる
・記憶力・集中力を維持する
・アレルギーを予防したり、改善する
・目の健康を維持する
といった効果が期待できます。

そのため、中性脂肪の数値が高い方や、成長期のお子様には特におすすめの食材です。

EPAやDHAは、食べる季節や調理方法によって含有量が変化する栄養素です。
栄養を効率よく摂取するには、旬の時期に加熱せずに食べるのが良いです。
数の子は春が旬の食材なので、3-4月に食べるのがおすすめです!
数の子は加熱処理していないので効率よく吸収することが出来ます
もしも魚料理など加熱調理する際は、煮汁に栄養素が流れ出てしまうので、煮汁ごと一緒に食べると良いでしょう。

EPAとDHAはいずれも体内では生成できない栄養素です。普段の食事から意識的に取り入れましょう。

【②コエンザイムQ10】
コエンザイムQ10には、抗酸化作用があると言われており、アンチエイジングの効果が期待できます。また、抗酸化ビタミンであるビタミンEの働きを助ける性質を持っているため、ビタミンEを含む食材を一緒に摂取すると、より高い効果が期待できます。

誤解をされやすい数の子ですが、実は私たちの健康な体をつくるためには必要な栄養素が豊富にふくまれています。ぜひ、日常の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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